2019/2/8（金）

場所：風の学舎　長野県飯田市下久堅下虎岩
理事：原一樹さん　事務局長：平澤和人さん

長野県飯田市
2027年にリニア開業予定で、開業した際には品川から４５分、名古屋から２７分となるまちです。

今回は、化石燃料ゼロハウス「風の学舎」を訪問しました。
NPO法人「いいだ自然エネルギーネットワーク山法師」が運営している宿泊施設です。

風力・太陽光・バイオマスで発電し、料理は薪や炭を使って調理されています。
自然のチカラを借りて、都市部の生活とは異なった日常体験ができる施設です。

意外にも、個人として泊まりに来る人は若い人が多く、コスプレイヤーなども来るそうです。
インスタ映えを狙って来るらしいです。
団体としては企業の研修先としても利用されており、宿泊施設の中にはグループ研修で使うプロジェクターやスクリーンが備え付けられています。

宿泊施設内はとても綺麗で囲炉裏や七輪が置けるテーブル、バーベキューができるオープンスペース、ピザが焼ける竃など、宿泊者はちょっとしたキャンプをしている気分もを体験できます。

また、宿泊施設以外には、養豚場を改築して出来た木工作業場があります。
木工作業場には作成途中ではありますが、地域の木材から作られるテーブル、看板用の一枚板、まな板、食器、掛け軸など人の温もりを感じられる商品がたくさんありました。

すべて施設・商品は自ら作られているそうなのですが、何より楽しみながら作業されている皆さんの姿を見ていると、その熱意と行動力が生まれるエネルギーの源泉を垣間見れた気がしました。

一通り施設を見学した後、理事の原さんと事務局長の平澤さんと現状の課題についてお話を伺うことができました。
NPO法人の会員の高齢化が進んでおり、今後「風の宿舎」を若い人に有効活用して欲しいという思いや、特にITの分野（特にHP作成・更新やインターネット販売、宣伝）については手が回っていないとのことでした。
この自然豊かなまちで、リチェインとして協力できる範囲はたくさんあるように感じました。

今回は寒い時期の訪問でしたが、景観が変わる暖かい時期にも訪問しようと考えています。
山法師さんと、外でお酒でも飲みながら、今後の事業の方向性や、新しい計画についてお話したいです。